退色後に補正カラー

1928 views
約3分

ほぼ2か月前にアッシュ系でカラーした髪が退色し、色味が明るくなってきてしまったので、暗くしたいということでご来店していただきました。

当店でカラーははじめてだったので、どのカラーを使ってどのような色味で暗くしていきたいかということをカラーチャートを使い打ち合わせしました。

当初アロマハーブカラーが黒髪を明るくしないので、ダメージもしにくいということで、そちらの方がご希望だったのですが、カラーの色味を重視したいということもあり、植物由来の天然成分を使用したウェルビーイングカラーのHUEカラーで行うことにしました。

HUEカラーの特徴は、彩度がクリアで染料も濃いめなので退色カバーにもよく、色持ちも抜群にいいです。

色はアッシュ系のブラウンということで、今回使用した薬剤は8TS+8BT+8NF+TSです。

髪質は乾いてるときはサラサラ感があり問題ないように感じましたが、濡れしてみると中間から毛先のほうはかなりダメージしていて櫛が通らないような状態だったので、保護剤としてルラッシュをたっぷりつけ、薬剤にもシルクなどツヤと手触りを良くするものを配合しなるべくダメージを抑える薬剤に調合しました。

塗り方は、新生部が2センチほど黒かったですが、根元のほうから塗り始め毛先は流す5分ほど前に塗るようにして毛先の方が少し明るく感じるようにカラーしていきました。

放置時間はたっぷり25分。しっかり時間を置いた方が色持ちのいいのでそのぐらい置けるカラー濃度で調整しました。

時間を置いた後、お流しではしっかりカラー剤を落とし、髪のPHを元に戻すために酸ケアをし、トリートメントし残留カラーダメージが無いようしっかりとケアしました。

結果、きれいになアッシュブラウンになりました。

外に出るとアルカリカラーの透明感、透け感を感じ、室内ではオレンジを抑えたアッシュ系のブラウンで雰囲気にとても似合っているようなカラーになりました。

お客様にも、思っていたカラーになりましたと言ってもらい大成功だと思います。

ロングのカラーは履歴が重なってダメージ度が部分によってかなり差が出てきますが、なるべくダメージを進行させずにカラーを楽しんでもらいたいと考え、施術しています。

色持ちを良くするには、しっかり乾かしキューティクルを整えることで色の流失が抑えられることをアドバイスし、ルラッシュでのケアをおすすめし、終了しました。

艶やかで落ち着いたきれいなカラーになりました。

Comments

コメントはまだありません。

FacebookでシェアTwitterでシェア