毎回ほぼ月一でカラーをしている方が、諸事情で他店でカットをしてちょっとまとまらなくなってしまったということで、縮毛矯正をおこないました。
毛量も多く癖も強く、ハイカラー毛で難易度はかなり高めの状態です。
以前なら、こういった髪は酸性系の薬剤を使い様子を見ながら時間をおいていましたが、今回はヘアーホスピ復元も数回行っていてだいぶ髪質の状態が分かっていたので、チオ系を使って時間調整と処理剤の工夫で矯正を行いました。
まずは、薬剤塗布前の処理剤として、全体に脂質系とアミノ酸の補充をしてその後ミネラルとシルクタンパクを塗布、10分ほど促進器に入れ、チオ系の薬剤を根元の新生部の癖の部分に塗布。チオ系の薬剤はケラチンと分散性の高い水とシルクを入れ15分程度で軟化が完了するように調整しました。
中間から毛先には、システインとサルファイトベースの薬剤にケラチンと分散性の高い水で調整した薬剤を塗布して、8分ほど時間を置きました。
薬剤を流した後に、ルラッシュを全体に塗布しアイロン熱から髪を保護し全体をしっかりブローしてからアイロン処理しました。
アイロン後2剤処理の前にもう一度ミネラルとシルクタンパクを補充しクリーム系のブロム酸をつけ10分置いて流しました。
ブローはルラッシュをつけ全体を復元ドライヤPROで乾かし後カールアイロンで一本一本をしっかり乾かすイメージでテンションをかけずにドライしました。
縮毛矯正のみで4時間ほどかかりましたが、手触りはさらさらとして毛先のほうはだいぶペラペラですがオイルが必要な感じでもなく、おさまりました。
アイロン処理前のドライの状態を見てだいぶ不安なそうな感じでしたが、仕上がりの手触りと様子を見て喜んでいただけました。
ドライ前のルラッシュをしっかりつけることで、パサパサ感もおさまりやすいことをアドバイスして次回1ヶ月後ヘアーホスピ復元のアフターケアで様子をチェックして、今後サラサラまとまるで伸ばせる髪になればと思います。